![]() |
|
海洋研究開発機構 企画部国際課 |
|
2004年1月27日から2月19日まで、「みらい」のBEAGLE 2003 Leg 6に乗船してきました。
普段JAMSTECの事務部門に勤務している自分にとって、実際に観測を行っている航海に参加するのは初めてのことでした。 乗船中は、外国人乗船者の生活面の支援、JAMSTECのホームページ用の報告作成を行う中、観測作業の一部に参加させていただいたり、船上の業務を見学させていただく機会が多くありました。 航海を終えて強く印象に残っているのは、まず、自然現象のスケール、エネルギーの大きさです。 頭上いっぱいに広がるオーロラや星空、波高が10m近かった日に壁のように迫ってくる波、荒天時の波の音。写真や映像から想像していた以上のインパクトがあり、自分の存在がとても小さなものに感じられました。 しかし、その自然の中で観測をしようと海へ行って観測活動を計画・実行する研究者と観測技術員の意欲、そしてそれに応えるべく船や観測機器を操る「みらい」乗組員の技術や経験にも同様に心を動かされました。 また、ある一点のサンプルを取るために、準備から分析まで多くの作業と手順が必要だということを実感しました。 その一点一点の積み重ねが、例えばBEAGLE 2003で実施したCTD採水なら、複数の深度のデータを取ると垂直方向の線になり、各観測地点のデータを集めると断面の様子が把握できるようになるので、今航海では南半球のある断面上のデータが得られたことになります。 これだけでも大変な労力ですが、海洋全体を理解するにはこのような測線がいくつも必要になるわけです。 生物分野や地質学分野でも、海洋を理解するために広範囲でデータを収集する必要性や困難さは同じでしょう。 「みらい」乗船者が関わっている研究活動の規模の大きさを改めて感じさせる経験でした。 事務部門での仕事は、観測の現場と接することがあまり多いとは言えません。 ですから、今回の乗船は自分の業務が最終的にどんな活動に結びついているのか、その活動がどうやって目に見える研究成果になるのかを知るよい機会でした。 船に慣れていない私がお仕事の邪魔になったことも多々あったと思うのですが、いつも快く対応してくださった「みらい」の乗組員、乗船研究者、GODI、 MWJの皆さんに感謝しております。 Copyright (c) 2001-2010 by Global Ocean Development Inc. All rights reserved. |