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泥水が鍵
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 陸でも海でも掘削孔(こう)
を掘る原理は基本的に同じです。必要な物は掘削用の刃が
装備されたドリルビット、それをつって回転を伝えるドリル パイプ、そして泥水です。この泥水は海水、清水、油のいずれかを
ベースに、弱アルカリ性の粘土岩ベントナイトや重晶石バライトなどを加えて粘度や比重を調整した液体で、これ無しには掘削孔を掘ることができないのです。ちなみに掘削とは、ドリルパイプの下端に装着したドリルカラーと呼ばれる肉厚で重いパイプの自重を加えながら、ドリルビットを 回 転させて 地 盤を削り、その削りくずを泥水で地上に運搬する作業を繰り返すことです。
聞きなれない泥水について、もう少し 説明しましょう。
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 掘 削 中にドリル パイプ 内を通過し、掘削孔の内側を巡って、削った地盤を地上へ運ぶ泥水は、人間の血液と似ているかもしれません。泥水には削られた地盤の運搬のほかにも、ドリルビットの冷却や潤滑、掘削孔が崩壊しないように保護
壁を作ると同時に、地層圧に打ち勝つ圧力を与えるという大切な役割があります。
常に注意しなければならないのは、泥水の比重と粘度のバランスです。これが崩れ
ると、掘削孔の崩壊や原油、ガスの噴出事故などを引き起こす原因にもなります。そのため、この泥水を調合するマッドエンジニア
(Mud Engineer)は定期的に分析を行いな
がら、掘 削 する地質に合った泥水を最適な状態に保ち続けているのです。この道 年のマッドエンジニアが「泥水の調合は奥が深く、いまだに勉強の日々だ」と言ったせりふが、この技術の深遠さを物語っています。 |
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