もうケルゲレンだ。残念ながら島は見えないらしい。波が静かになってきた。
朝食(干物)の後、すぐにプランクトンネットの準備が始まる。
気温は1?2度Cということで、風の通り道に立つと刺すように寒い。
もうすぐ氷点下になるため、凍結しないように外回りの水道は止められた。
予定より早く調査地点に到着し、ネットが下ろされる。
今回は目に見えるような収穫があまりなく、何か透明なもやもやしたものがあって、カイアシ類が泳いでいる程度。
しかし顕微鏡だと色々なケイソウ類が見えた。美しい。
プランクトンネットが終わると、すぐにCTD採水器が下ろされる。
上がるのを待っている間ドライラボをうろうろしていると、木元さんが有孔虫をくれた。
実体顕微鏡で見ると、白茶けた粒々がひしめいている。玉がいくつかくっつき合ったようなものや、半透明の巻貝のような形をしたもの、タマネギのような形をしたものなど様々だが、どれも有孔虫らしい。
泥ももらって顕微鏡で見てみたが、あまり面白くなかった。
採水器が上がってきて、調査項目ごとに水を分ける作業が始まる。
今回は氷点下の水もあるようだ。CFCから参加させてもらった。緊張して、なかなか手がうまく動かない。
水は冷たくて、最後には全く感覚がなくなってしまう。
すると弁のコックを開けたり閉めたりするのが難しくなる。ビンを落として割ってしまいそうで怖い。
手順も複雑で、なかなか覚えるのは一苦労だ。
ところどころ間違えたりしたが、何とかひととおりやりおおせる。
しかし一つのビンには小さな気泡がはいってしまった(気泡中の気体が水に溶けて分析を狂わせる)。
やり直しかと思ったが、松本さんは大目に見てくれた。