海洋地球研究船「みらい」船長:赤嶺正治:プロフィール
1946年、大分県三重町の生まれ。山口県の大島商船高等専門学校を卒業後、日本郵船に就職。 安全と効率的な船の運航を図るための、水路、気象、海象の調査業務と海上勤務を交互にこなす傍ら、 海運経済、海運経営などで、日本大学や横浜市立大大学院に学び、 96年、米パシフィックウエスタン大で「科学的操船手法」の研究により工学博士の学位を取得。

81年から4年間、運輸省(当時)認可の研究機関で、 主任研究員として海上交通や操船の調査研究に従事。

93年、IMO(国際海事機関)のマラッカ海峡航行安全専門家委員会に日本政府代表として参画。日本と豪州を結ぶ石炭運搬船の船長も務めるなど、幅広い経歴を持つ。97年9月、日本郵船から出向し「みらい」の初代船長に就任。
海洋地球研究船「みらい」船長
          赤嶺正治

海からのメッセージ

この度、GODIのホームページ(HP)が開設され、「かたふりコーナー」に一番手として 登場できる光栄に浴したことを大変嬉しく思っています。 「かたふり」とは船用語で、仲間同士でコーヒーなどを飲みながら気軽に語り合うことです。 船という限られた中では、貴重な情報交換の場であり、 親交を深める交流の場ともなり、形式にとらわれず、柔らかい話から硬い話まで、 お互い気楽に話ができる社交場とも言えます。 このコーナーがGODIのHPにアクセスする方々との社交の場になることを望んでいます。

「海は広いな大きいな・・・」と童謡で歌われているように、海は、地球表面積の約70%を占めています。最近、話題になっている地球温暖化や異常気象の主因とされるエルニーニョ現象などの地球規模による環境変動に深い関わりをもっています。その関わりを科学的に解明・予測することが、「みらい」の大きな役割であり使命です。

「みらい」は世界最大級の研究船で、その大きさをフルに発揮し、北極海、太平洋、インド洋と幅広く活動しています。特に、これまで観測研究が困難であった荒天海域などにも積極的に出向いて貴重なデータ・試料の収集に努めています。また、「みらい」は、国境や学問領域を超えて国内外の多くの研究者が乗船し、搭載された最先端の観測研究機器を利用して研究をしています。

私たち乗組員34名は、これまでの豊富な海上経験を活かし、乗船研究者が実り多い成果が挙げられるよう快適な環境をつくり、船の操縦や観測作業などの支援に従事しています。 「みらい」は、旧原子力船「むつ」の生まれ変わりで、船名は公募で決められました。 「みらい」には、"希望"を意味する白と、"未来"を意味する青を基調に、母港である下北半島の菜の花畑を表す明るい黄が配色され、「人類の未来が明るく希望に満ちたものでありますように」と願いが込められています。

GODIのHPを通じ、「みらい」の活動を多くの方々に知っていただければ幸いです。

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